この記事では、月極駐車場経営にかかる初期費用について、私の「体験談」をもとにして紹介します。
駐車場経営は、少ない初期費用で始められる不動産事業です。
理由は、マンションやアパートなどの住宅経営に比べると、建物や設備の費用がかからないためです。
駐車場経営にかかる初期費用は、土地の整備や車止めや看板などのちょっとした設備で済みます。
しかし、これらの費用も、土地の形状や事業形態によって差が出ます。
そこで今回は、私(やま太郎)の経験を紹介し、駐車場経営の初期費用について、詳しく解説します。
「使わない土地を有効活用したいけれど、費用のことが分からず不安…」と感じられている方は、是非、最後まで読んで下さい!
不動産事業に興味があられる方向けに、不動産投資のベストセラーとして有名な「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ氏著書)をご紹介しておきます。
私も読みましたが、不動産投資の知識だけでなく、お金を増やす思考やサラリーマン人生が、いかに搾取されているかが理解できる本です。
駐車場用の土地を探されている方は「【土地値引き体験談】実際に成功した土地値引き交渉を紹介!」の記事を参考にして下さい。
私が実際に月極駐車場用の土地を購入するまでの体験談を紹介しています。
【駐車場経営の初期費用】経費0円で運営できる?!
駐車場は更地でも事業が開始できます。
つまり、初期費用は0円ですね!
更地の土地であれば、そのまま駐車場として賃貸することも可能です。
駐車場運営会社とサブリース契約すれば、舗装や区画整備を借主が請け負ってくれます。
サブリース(一括借り上げ方式)
サブリース(一括借り上げ方式)とは、土地を駐車場運営会社に貸し出す経営方法のことで、一般的にコインパーキングとして運営されます。
サブリース契約を結べば、舗装や区画整備のほか、料金精算機や看板などの設備費は運営会社が負担します。
収入は、運営会社から毎月一定の賃料が支払われますので、駐車場の稼働状況に関係なく収入が安定します。
さらに、駐車場の掃除やトラブル対応といった管理も全て運営会社が行てくれます。
「経費を掛けず、全てを誰かに任せたい。」という人には、おすすめの経営方法とです。
ただし、サブリースの場合、収入が安定している分、自主運営に比べ収入が安くなります。
サブリース契約は、不動産事業には興味がなくても、空いている土地から少しでも収入があればなぁ…と思われている方にはオススメです!
【駐車場経営の初期費用】自主運営の月極駐車場の場合
私が運営している駐車場は月極駐車場です。
月極駐車場でも、ロープを張った未舗装の駐車場と舗装されて区画整理された駐車場では初期費用が全然違います。
未舗装の月極駐車場
月極駐車場として運営する場合、最低でも整地・区画整備は必要です。
地面に凹凸があれば、車が止めにくいだろうし、車の底面に傷がつく可能性もあります。
整地する安価な方法は、砕石を敷きつめて重機で転圧してロープ(黒と黄色のロープ)で区画する方法です。
費用は立地や土地の形状で大きく変わります。
例えば、敷地に入るのに歩道や縁石がある場合は、道路管理業者から許可をもらい工事する必要があります。
また、建物は解体してあるものの基礎の一部が残っていれば、それを撤去するのはそれなりの費用がかかります。
将来、家を建てたり土地を活用する予定がある場合などは、未舗装のまま月極駐車場として賃貸してもいいと思います。
舗装された月極駐車場
私が運営している月極駐車場は、アスファルトで舗装してラインを引き、車止めを設置しています。
実際の初期費用は↓↓↓です。
この見積書からすれば、アスファルト舗装の1平方メートルの単価は約6700円でね!
一般的に舗装費用は、アスファルト舗装で4000~6000円/㎡程度、コンクリート舗装であれば、鉄筋とコンクリートを使用するので、強度は申し分ありませんが、8000~10000円/㎡程度と高くなります。
しかし、これは目安であり、その地域やその時の経済情勢で変動しますので、相見積もりを3社以上からとって比較する必要があります。
また、舗装費用以外に、区画線工(ライン引き)や車止めの設置なども費用が必要です。
いくら舗装費用が安くても、区画線工費などの単価が高くなれば、最終的な初期経緯は高くなります。
相見積もりで比較して、自分が要望した施工内用が記載してあるのか、よく確認して下さい!
ちなみに私は、「車止めはいらなかったなぁ…」っと思っています。
車止めが無かったら28,800円は安くできましたね。
【駐車場経営の初期費用】コインパーキング事業
コインパーキングは立地が良ければ利回り20%を超える事業です。
5年間で初期費用が回収できます!
コインパーキングは、時間貸しの駐車場をいいます。
利用者が駐車した時間に対し、設定された料金を支払うシステムです。
ほとんどのコインパーキングは24時間営業であり、屋外型と屋内型があります。
駐車場の管理はほぼ無人ですが、立体駐車場などになれば有人管理の場合もあります。
私が運営している月極駐車場も、当初はコインパーキングを運営する予定でした。
その時の見積書(初期費用)が↓↓↓です。
結局、私の土地は駐車区画が4区画しか取れなかったためコインパーキングは諦めました。
それでも、今思えば、コインパーキングにした方が利回りはよかったと思っています。
コインパーキングはもうかるのか?
コインパーキングってホントに儲かるの?
儲かります!
ただし、立地が大きく左右します。
当時、私が相談していた不動産会社の担当者はコインパーキングを勧めてこられました。
そのアドバイスは、今思えば、正解だったと思います。
理由は、私の物件の周囲には、マンションやアパートが立ち並んでいるからです。
勿論、私もその好立地からコインパーキングに強く惹かれました。
それでは、なぜ私がコインパーキングに踏み切れなかったのか…
私がコインパーキングに踏み切れなった理由は…
最初の不動産事業だったため、310万円の初期費用を投資するのが怖かったからです。
コインパーキング経営に関する本は、上原ちづる著書「コインパーキングで年1,200万儲ける方法」がオススメです!
まとめ~【駐車場経営の初期費用】
駐車場経営は形態によって初期費用が大きく違ってきます。
私は舗装した月極駐車場を経営していますが、月極駐車場は初期費用もそこまで高額でなく手間もかからない事からとっても気楽です♪
- 初期費用0円でもできる、サブリース(一括借り上げ方式)契約
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土地を駐車場運営会社に貸し出し、運営会社に駐車場経営を委託して、稼働状況に関係なく安定した収入を得る方法です。
収入が安定している分、自主運営に比べ収入が安くなります。 - 月極駐車場の経営
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砂利敷きにロープで区画しただけでも月極駐車場の経営は可能です。
舗装された駐車場は、未舗装の駐車場に比べ初期費用が高額になりますが、一度舗装してしまえば、半永久的に月極駐車場として経営ができますし、除草作業もいりませんので、月極駐車場を経営するのであれば、舗装する事をオススメします。 - コインパーキング事業
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コインパーキングは儲かります!
ただし、立地に大きく左右されます。
近くが商業地域であったり、マンションやアパートが立ち並ぶ人口密集地であれば駐車区画が5台くらいの狭小地の土地であっても、設備投資をする価値があります。
駐車場経営の「裏話…」
貴方は「お金の成る木」って欲しくないですか?…
この世に、「お金の成る木」が存在すると思いますか?…
バカな質問です。
そのような「木」なんてあるはずがありません。
しかし、私は思うのです。
月極駐車場こそ、「お金の成る木」なんだと…。
ちょっと、おまけの「話」になりますので、よかったら読んで下さい。
月極駐車場は、本当に手間が一切かかりません。
特に、舗装された月極駐車場は除草作業も必要ありませんし、屋外ですのでゴミ拾い等の掃除も必要ありません。
マナーのいい現代人は、タバコのポイ捨てすらしません。
アスファルトかコンクリートで舗装をすれば、半永久的に月極駐車場として経営が可能です。
しかも、賃貸契約などの管理料は賃料の5%で不動産会社がやってくれます。
この管理料は苦情や定期清掃も含まれているのが通常です。
私は、ここ数年、所有している月極駐車場を見に行ったことすらありません。
それでも、毎月、安定した収入があります。
つまり月極駐車場は、月に一回、安定的に「お金が生えてくる」のと同じなのです。
しかし、不動産関係の書籍で、月極駐車場をテーマにした本はネット上でも見つかりません。
なぜだと思いますか?
これは、あくまでも私の考えですが、月極駐車場は不動産経営としてはあまりにも単純すぎて、本のテーマに選ぶには簡単すぎるからだと思います。
しかし、私は、月極駐車場経営こそ不動産事業の王道だと確信しています。
先にも書きましたが、私が最初に始めた不動産事業は月極駐車場です。
その後、レンタルルームとバイクガレージの不動産事業も始めましたが、そのレンタル事業(倉庫事業)で得た収益で、更に2件目の月極駐車場を購入しました。
建物がある不動産事業は月極駐車場に比べ収益は高くなります。
しかし、建物があれば確実に手間がかかります。
それに比べ、月極駐車場は全く手間がかかりません。
もし、不動産事業に興味があられる方は、月極駐車場から不動産事業を始められるのをオススメします。
立地がよければコインパーキングを検討してみるのは面白いです!
私もコインパーキングは是非やってみたい事業です。
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