【弱者」は「強者」に喰われる】
当然ですよね。
なぜなら、「弱い者」は「強い者」より弱いから。
誰でも分かる事実です。
だから、全ての人間は「強者」になりたいと願うわけです。
でも、悲しい現実・・すべての人間が「強者」になれるわけではないですよね。
つまるところ、「強者」もいれば「弱者」も存在する世の中は、時代が変化しようとも「弱肉強食のピラミッド」の構図は変わらないと思うのです。
強者とは何者か
体を鍛えている人は「強者」に見えますよね。
近年、街中で様々なトレーニングジムをよく見かけるようになりました。
ボディービルダーを目指す男性をターゲットにしたジム、しなやかなボディーラインを目指す女性をターゲットにしたジム、はたまた健康を維持したい高齢者をターゲットにしたジムなど・・・
性別問わず、幅広い年齢層の人がジムに通われていますね。
でも、ジムに通うだけではバッキバキの肉体や美しいボディーラインは維持でません。
なぜなら、鍛えぬいた肉体を維持するには、ハードなトレーニングを継続する強いメンタルと、食事や疲労回復のメンテナンスも必要だからです。
その外にも、ジムに行く時間を確保したり毎月の会費も必要になります。
結婚して小さなお子さんがおられる家庭持ちの人であれば、家族の理解や協力がなければ、ジムに行く時間や会費も確保できません。
この条件を全てクリアし、理想の肉体を手に入れた人を「強者」といえるのでしょうか。
私は「強者」とは思わないのです。
弱者とは何者か
私は20年前くらいから、テレビをほとんど見なくなりました。
それでも、私以外の家族がテレビを見るので、ちらっと見ることがたまにあります。
そんなある日、ぽっちゃりした女性が劇的に細くなる番組に見入ってしまいました。
30キロ以上も減量されたみたいでした。
番組ですので、面白おかしく構成されていましたが、すごい努力だと思いました。
この番組を見て、「私も頑張ろう!」と一念発起し、ダイエットを開始した人はいるはずです。
ジムに通ったり、食事制限をしたり・・・
でも、仕事やプライベートが忙しくなったり、ダイエットがストレスなったりして途中でやめる人は必ずいます。
そもそも、それまで運動や食事管理ができていないのだから、継続するのは難しいですよね。
このような挫折した人を「弱者」と言えるのでしょうか・・・。
私は「弱者」とは思えないのです。
弱肉強食のピラミッドは「自然の摂理」なのか「世の習い」なのか
人生の目的地はどこなのでしょうか。
全ての悩みが消え去って、全てのものを手に入れて、全ての名誉を手にした人。
そのような人が「強者」と言えるのでしょうか・・・。
そもそも、そのような人がこの世に存在するのでしょうか。
それが悟りの極致なら、今のままでいいのでしょうか。
この世を去るまで、色んな試練があるんでしょうね。
でも、「強者」になりたいから、一歩一歩、前進するしか「強者」にはなれません。
せめて、人生の終わりには「強者」に近づきたいものです。
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