ウイスキーに取りつかれた人が必ず立ち寄る場所。
アイラ島。
カリラは、そのアイラ島の東岸にあるポート・アスケイグという港町にあるカリラ蒸留所でつくらているシングルモルトウイスキーです。

お酒はウイスキー派のやま太郎です。
カリラ12年の魅力を深堀してご紹介します!


【カリラ12年・ウイスキー】評価とレヴュー







ピートと磯の香りと共に、強いスモーキーな味わいがアイラウイスキーの特徴ですが、その中でもカリラ12年は味と香りに品があるのが魅力です。
カリラ12年の評価



やま太郎の個人的なカリラ12年の印象は、「品があってオシャレ!」だと思っています。
柑橘系のフルーティーな余韻が気品を感じさせてくれます。
アイラウイスキーですので、ピートと磯の香に加え強いスモーキーな味わいがあるのは当然ですが、カリラは他のアイラウイスキーに比べるとそのアイラウイスキーの特徴がバランスよく成熟されています。
逆にいうと、突出してピートや塩っぽさ、スモーキー感があるわけではないとも言えます。



「カリラ」っていう名前もオシャレだと思いませんか?
ウイスキーに興味がある方にプレゼントするなら絶対おすすめです!
カリラ12年のレビュー







Amazonに投稿されたカリラ12年のレビューを検証してみました。
結論、高評価です!



レビューの中に「初心者向けではない。」っという意見がありました。
それでも、ラフロイグやアードベッグよりも癖が強くなく飲みやすいのは確かです。
値段についての意見も数件よせられていましたが、アイラウイスキーは安いものでも700mlボトル1本で5,000円を超えるのが普通です。
カリラ12年は、7,000円弱で購入できますので、アイラウイスキーの中ではお手頃な価格です。
【カリラ12年・ウイスキー】歴史について




カリラ蒸留所の歴史
- 1. 設立と初期の所有者(1846年)
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・カリラ蒸留所は1846年、ヘクター・ヘンダーソン(Hector Henderson)によって設立されました。
・ヘンダーソンは、後に「Bunnahabhain(ブナハーヴン)」蒸留所も関与するなど、蒸留業界で活動していた人物です。 - 2. グラスゴーの商人に売却(1854年)
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・ヘンダーソンは経営が上手くいかず、1854年にスコットランド・グラスゴーを拠点として活動していた商人であるノーマン・ブキャナン(Norman Buchanan)に売却します。
- 3. Bulloch Lade & Co.(1863年)
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その後、カリラ蒸留所は1863年にスコットランドの著名な商業会社であるBulloch Lade & Co.(ブロック・レイド)の所有となります。
- 4. 破産とDCLによる買収(1920年代)
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・Bulloch Lade & Co.は財務的な問題を抱え、最終的に経営が行き詰まります。
・1927年に、カリラ蒸留所は当時のスコットランド最大のウイスキー企業であったDCL(Distillers Company Limited)に買収されます。 - 5. UD(United Distillers)時代(1986年)
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DCLは1986年にグループの再編成を経てUnited Distillers(UD)(ユナイテッド・ディスティラーズ)となり、カリラはその一部となります。
- 6. ディアジオ(Diageo)傘下(1997年以降)
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・1997年、United DistillersとGuinnessが合併し、世界的な飲料会社であるディアジオ(Diageo)が設立されます。
・現在、カリラ蒸留所はディアジオの傘下にあり、同社の主要なシングルモルトブランドの一つとして世界中に展開されています。
・ディアジオはブレンデッドウイスキー「ジョニーウォーカー」などの製品向けに、カリラのモルトを重要な原酒として活用しています。
- 7. 現在
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・カリラは現在もディアジオの所有下にあり、シングルモルトウイスキーとしての製品展開に加え、ブレンデッドウイスキーの原酒供給でも重要な役割を担っています。
・2021年、カリラ蒸留所は新たなビジターセンターをオープンし、観光客にもアイラ島の魅力をアピールしています。



そうです!
実はカリラは世界で最も売れているスコッチである「ジョニーウォーカー」のキーモルト(原酒)なんです!
カリラ蒸留所はアイラ島で最も大規模な蒸留所
アイラ島の他の主な蒸留所との比較
ラフロイグ蒸留所(Laphroaig Distillery): 生産量は約3,300,000リットル。
ボウモア蒸留所(Bowmore Distillery): 生産量は約2,000,000リットル。
アードベッグ蒸留所(Ardbeg Distillery): 生産量は約1,400,000リットル。
ブルックラディ蒸留所(Bruichladdich Distillery): 生産量は約1,200,000リットル。



カリラ蒸留所は、その生産量の大きさからアイラモルト全体の供給において非常に重要な役割を果たしています。
【カリラ12年・ウイスキー】カリラ蒸留所はどこにある?


カリラ蒸留所(Caol Ila Distillery)は、スコットランドのアイラ島(Islay)に位置しています。
アイラ島は、スコットランドのヘブリディーズ諸島に属する島で、ウイスキー愛好家には「アイラモルト」の聖地として知られています。
カリラ蒸留所の所在地
- 場所: アイラ島の北東部、ポートアスケイグ(Port Askaig)の近くに位置しています。
- 地名の由来: 「Caol Ila」はスコットランド・ゲール語で「アイラ海峡」を意味します。
蒸留所からはジュラ島(Isle of Jura)とアイラ島の間に広がる美しい海峡を望むことができます。
アクセス
- フェリー: スコットランド本土からケナクレイグ(Kennacraig)からアイラ島へフェリーでアクセス可能。ポートアスケイグ港が最寄りの港。
- 飛行機: アイラ島のグレンエギルス(Glenegedale)にある小さな空港を利用して訪れることも可能です。
特徴的な立地
カリラ蒸留所は海岸に近い位置にあり、美しい海峡の景色を眺めることができるのが特徴です。この場所は、ピート香の強いウイスキーを作るのに最適な条件が揃ったアイラ島の北東部にあります。
アイラ島自体がウイスキー蒸留所の宝庫であり、カリラはその中でも特に生産量が多く、ブレンデッドウイスキーの原酒としても重要な蒸留所です。
【カリラ12年・ウイスキー】シングルモルトはいつから販売されている?



じつはカリラ蒸留所のシングルモルトウイスキーの販売は比較的最近になってからです。
販売の歴史
- 初期の歴史(1846年創業)
- 先にもの述べましたが、カリラ蒸留所はの創業は1846年。
長らく生産されたウイスキーの多くは、ブレンデッドウイスキー(特にジョニーウォーカーなど)の原酒として使用されていました。
- 先にもの述べましたが、カリラ蒸留所はの創業は1846年。
- 1974年の再建
- 1972年から1974年にかけて、蒸留所が全面的に改築され、生産能力が大幅に増加しました。
- この頃も、カリラのウイスキーは主にブレンデッド用に供給されています。
- シングルモルトとしての販売(1980年代)
- 1980年代後半に、カリラのシングルモルトウイスキーが「フローラ&ファウナ」シリーズの一部として公式に発売されました。
このシリーズは、ディアジオ(Diageo)が所有する蒸留所のシングルモルトをラインナップしたものです。
- 1980年代後半に、カリラのシングルモルトウイスキーが「フローラ&ファウナ」シリーズの一部として公式に発売されました。
- カリラのメインライン(2000年代以降)
- 2000年代以降、カリラ蒸留所のシングルモルトが本格的に販売されるようになり、現在のラインナップ(12年、18年、25年、ディスティラーズ エディションなど)が確立されました。
【カリラ12年・ウイスキー】カリラ蒸留所のラインナップ~まとめ







最後に、カリラのラインナップをご紹介します。
カリラ12年


1. アイラモルト特有のスモーキーさ
カリラ12年は、アイラ地方のウイスキーらしいピート香が特徴です。しかし、ラフロイグやアードベッグのような強烈なピート感とは異なり、カリラはよりバランスの取れたスモーキーさを持っています。初心者でも飲みやすい、柔らかいスモークフレーバーが魅力です。
2. フレッシュで軽快な味わい
ピート香だけでなく、カリラ12年にはフレッシュな果実感やほのかな花のような香りが感じられます。レモンや青リンゴのような明るい酸味が加わり、海風を思わせる潮っぽさがアクセントとなっています。
3. バランスの良い甘みとスパイス感
口当たりは滑らかで、バニラや蜂蜜のような甘みが感じられます。その後、スパイシーなブラックペッパーやオークのニュアンスが広がり、飲みごたえを楽しませてくれます。
4. 多用途な楽しみ方
カリラ12年は、ストレートやロックだけでなく、水を少し加えることで香りや味わいが開く特徴があります。また、ハイボールにしてもそのスモーキーさと爽やかさが際立ち、食中酒としても最適です。
5. 海を感じるストーリー性
カリラ蒸溜所はスコットランドのアイラ島の海岸沿いに位置し、その環境がウイスキーの風味に反映されています。潮風を感じるような味わいは、まさにその土地の「テロワール」を表現しています。
カリラ18年


1. 熟成によるスモーキーさの洗練
18年の熟成を経たカリラは、12年と比べてスモーキーさが滑らかで穏やかになっています。アイラ特有のピート香は健在ですが、より柔らかく上品で、甘みや木の香りと調和しています。
2. 深みのある甘さ
18年は長期熟成によるキャスクの影響を強く受けており、ドライフルーツやトフィー、キャラメルのような濃厚でリッチな甘みが感じられます。これがスモーキーさと融合することで、奥行きのある味わいを楽しむことができます。
3. スパイスとウッディなニュアンス
オーク樽の影響が際立ち、シナモンやナツメグといったスパイス感、さらにはチョコレートやコーヒーを思わせるニュアンスが加わります。複雑なフレーバーが広がり、余韻も非常に長いのが特徴です。
4. 海を感じる塩味のアクセント
カリラ18年には、アイラ島特有の潮風や海藻を思わせる塩味がほんのりと含まれています。この塩味が甘みやスモーキーさを引き立て、全体のバランスを整えています。
5. 丸みを帯びた口当たり
18年の熟成によるタンニンの成熟が、ウイスキー全体に丸みを与えています。口当たりは非常に滑らかで、飲み手を包み込むような優雅さが感じられます。
6. じっくり楽しむ至福の一杯
18年は、ゆっくりと時間をかけて飲むのが最もおすすめです。ストレートや少量の水を加えて味わうと、香りや味わいの変化を存分に楽しむことができます。シガーや濃厚なチーズとの相性も抜群です。
7. 成熟がもたらす特別感
長期間の熟成により、18年はより洗練され、特別な場面にふさわしいウイスキーとなっています。贈り物や記念日、じっくりとウイスキーを楽しみたい夜に最適です。
カリラ25年


1. 熟成によるスモーキーさの円熟
25年熟成されたカリラは、ピート香が非常に穏やかで、角が取れた滑らかなスモーキーさを持っています。アイラモルト特有の力強さが丸みを帯び、洗練された香りへと昇華されています。
2. 豊かなフレーバーの層
熟成が長いため、フレーバーの層が非常に複雑です。熟したドライフルーツ(イチジクやデーツ)やリッチなバニラ、キャラメルの甘みが特徴で、それにウッディなオークのニュアンスが加わります。さらに、チョコレートやアーモンドのような香ばしさも感じられます。
3. 塩味と甘味の絶妙なバランス
アイラモルトならではの潮風を思わせる塩味と、長期熟成による深い甘みが絶妙にバランスしています。この組み合わせが、複雑ながらも調和の取れた味わいを生み出しています。
4. 非常に長い余韻
カリラ25年の余韻は非常に長く、口の中に豊かなフレーバーがいつまでも残ります。スモーキーさ、甘さ、スパイス感がゆっくりと変化しながら持続し、飲み手に満足感を与えます。
5. 丸みを帯びたテクスチャ
25年という長期間の熟成により、アルコールの刺激が抑えられ、口当たりは非常に滑らかでシルキーです。これが全体の飲みやすさを高め、特別な時間を楽しむのにふさわしい仕上がりになっています。
6. 高級感と特別感
カリラ25年は、熟成期間の長さからもその希少性と特別感が際立っています。飲むたびにラグジュアリーな体験を味わえ、特別な場面での乾杯や贈り物にも最適です。
7. おすすめの楽しみ方
カリラ25年は、ストレートでじっくりと味わうのがおすすめです。少量の水を加えるとさらに香りが開き、熟成の深みが際立ちます。チーズやダークチョコレート、ドライフルーツと合わせると相性が抜群です。
8. タイムレスな熟成の魅力
25年という年月がもたらす熟成の妙は、過去から現在へと繋がるウイスキーのストーリーそのものです。一口飲むごとに、その歴史を感じることができる点もカリラ25年の魅力です。
カリラ ディスティラーズ エディション


1.フィニッシュの特別な影響
ディスティラーズエディションは、通常の熟成の後に特別なカスク(樽)で追加熟成を行います。多くの場合、モスカテル(Moscatel)ワイン樽で仕上げられ、ウイスキーに甘さとフルーティーさを加えます。この仕上げにより、アイラ特有のピートスモークや海風のニュアンスに、リッチな甘さとスパイシーさが絶妙に調和します。
2. ピートスモークと甘さのバランス
カリラの特徴であるピートスモークや潮っぽさはそのままに、モスカテル樽の影響でドライフルーツ、ハチミツ、キャラメルのような甘いニュアンスが加わります。このバランスが、複雑で奥深い味わいを生み出しています。
3. アロマの豊かさ
香りにはスモーキーなトーンに加え、熟した果実、バニラ、シナモンなどの香ばしいスパイスが広がります。鼻から口に広がるフレーバーの一体感が非常に魅力的です。
4. 特別感と希少性
ディスティラーズエディションは限定リリースであり、通常版のカリラと比べて入手が難しい場合があります。そのため、特別なウイスキーとしての価値も高く、ウイスキー愛好家にとってはコレクションや特別なシーンで楽しむのに最適です。
5. 多彩な飲み方に対応
その複雑なフレーバーはストレートやロックで味わうのが理想的ですが、水を数滴加えることでさらに香りが開き、新たなニュアンスが楽しめます。
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