バイクガレージって、土間タイプと床付きタイプがあるらしいけど・・・
どっちがいいんだろ・・・?
バイクガレージのタイプを選ぶとき、注意するポイントとかあるのかな・・・?
結論!バイクガレージは土間タイプが超おすすめです!
バイクを保管するバイク専用の倉庫には「土間タイプ」と「床付きタイプ」がありますが、両タイプともメリット・デメリットがそれぞれあります。
自分がバイクを保管するうえで重要視する点と、土間タイプと床付きタイプのそれぞれの特徴を比較し、最適なバイク倉庫を選びましょう!
バイク倉庫は、どんな種類があるの?
バイクガレージには「土間タイプ」と「床付きタイプ」があります。
まずは、両タイプの特徴を紹介します。
土間タイプのバイクガレージ
- 庫外から庫内にかけて、平面的にコンクリートで打設されている
- 出入口に段差がない
- 出入口の扉はシャッタータイプに限られる
- 基礎工事は素人では不可能
出入口に段差がないのが1番の特徴と言えます!
床付きタイプのバイクガレージ
- 底面に鉄板等の床が付いている
- 出入口は段差がある
- ラダーレールが必須アイテム
- 土間打ちタイプに比べ、基礎工事は簡単にでき、場合によっては不要
床付きタイプのバイクガレージは、土間打ちタイプのバイク倉庫に比べると、施工が簡単にできます。
土間タイプのバイクガレージの特徴
メリット
デメリット
床付きタイプのバイクガレージの特徴
メリット
デメリット
汎用バイクガレージって、なに?
物置として造られた倉庫をバイクの保管のために改造した倉庫を「汎用バイクガレージ」と言います。
汎用バイクガレージのメリット
汎用バイクガレージのデメリット
汎用バイクガレージの注意点
そもそも、汎用バイクガレージはバイク保管を目的として造られた倉庫ではありません。
耐火性や強度等、バイクを保管する基準に満たない倉庫があります。
設置する場合は建築士に相談しましょう。
バイクガレージを設置する際のチェックポイント
通路幅の確認は必須!!
通路は最低1.3mの幅があれば、大抵のバイクは押して歩けます。
車幅が広いハーレーダビッドソンでも標準で0.9mしかありません。
ただし、バイクを旋回(Uターン)するには、最低でもバイクの最小回転半径以上の通路幅が必要です。
ホンダCB400SFの最小回転半径は2.6メートルですが、ホンダ・シャドー400は3.3メートルです。
バイクの最小回転半径とは、バイクが最も狭い空間での曲がり具合を示す指標です。具体的には、バイクが急な曲がり角やタイトなカーブを通過する際に、前輪と後輪の間の距離を最小限に保ちながら曲がることができる最小の円の半径を指します。 最小回転半径は、バイクの機構や設計によって異なり、小型のバイクは一般的により小さな最小回転半径を持ちます。最小回転半径は、バイクの操縦性や操作性に大きな影響を与える重要な要素です。
バイクガレージの向きが通路に対し垂直な場合の注意点
これは重要な検討事項です!
通路の先(直線上)にバイクガレージの出入口が向いている場合は、最低の通路幅(1.3m)があれば、バイクを出し入れできます。
しかし、通路の直線上に対しバイクガレージの向きを垂直に設置する場合は、バイクの最小回転半径を念頭にバイクガレージを設置しないとバイクを出し入れすることができません。
通路に対しバイクガレージの向きを垂直に設置する場合は土間タイプのバイク倉庫の方がおすすめです。
土間打ちタイプのバイクガレージ
- 土間タイプのバイク倉庫は出入口に段差がないため、切り返しながら入出庫が可能です。
- 入出庫の際、切り返しが可能なため、通路幅が床付きタイプと比べ狭くても大丈夫です。
床付きタイプのバイクガレージ
- ラダーレールに対しバイクを真っ直ぐに置けないとバイクは入りません。
- バイクを真っ直ぐに置くにはバイクを旋回できる通路幅が必要です。
ラダーレールが短すぎると傾斜がきつくなり、出入口付近でバイクの底面を傷つけたり、バイクを倒す危険性も高くなります。
通路に対しバイクガレージの向きを垂直に設置する場合は、土間タイプがおすすめです!
床付きタイプのバイクガレージは出入口の段差を小さくする
床付きタイプのバイクガレージは出入口に地面との段差が必ずできます。
出入口の段差が大きいと、ラダーレールの傾斜が急になるので、出入口の枠にバイクの底面を擦る可能性があります。
ラダーレールにバイクを乗せて押し進めると、出入口に近づくにつれ、ハンドルを握る位置が高くなっていきます。
つまり、床付きバイクガレージの場合、出入口の段差が大きいと、バイクを出し入れする際にバイクを倒す危険性が高くなります。
バイクガレージのオススメは土間タイプ!
土間タイプのメリットはデメリットを打ち消すだけの強い魅力があります!
土間タイプと床付きタイプの特徴を比較すると、土間タイプのバイクガレージはライダーにとって便利な点が多いですね。
- バイクの出し入れがしやすい。
- ラダーレールが不要。
- バイクに乗車したまま出し入れが容易。
- 出し入れの際、バイクを倒す危険性が低い。
- 保管するバイクの重量制限がない。
- 長期保管に適している。
バイクの出し入れがしやすい。
バイクガレージの出入口に段差がないため、スムーズにバイクを出し入れできます。
床付きタイプのバイクガレージは、バイクを出し入れする度にラダーレールを掛けるのが面倒です。
ラダーレールが不要。
土間タイプは出入口に段差がないため、ラダーレールがいりません。
ラダーレールの保管スペースも不要ですので、その分、ガレージ内を広く使えます。
バイクに乗車したまま出し入れが容易
床付きタイプのバイクガレージでも、バイクに乗車したまま出し入れするのは不可能ではありません。
しかし、ラダーレールの傾斜がきつい場合はエンジンを掛け、アクセルとブレーキで制御しなければなりません。
ハンドル操作と体感でバイクのバランスを保つのは、ベテランライダーでも容易にできるものではありません。
出し入れの際、バイクを倒す危険性が低い
いわゆるバイクの「立ちゴケ」はバイクに乗車している時よりも、サイドスタンドを外した時や、バイクを押している時など、バイクから降車している時に最も発生します。
土間タイプのバイクガレージはバイクに乗車したまま出し入れ可能ですので、立ちゴケのリスクは低くなります。
保管するバイクの重量制限がない
旧型のバイクや排気量が大きいバイクは重量が重くなります。
土間タイプのバイク倉庫は、底面がコンクリートで打設してありますので、重量は無制限です。
温度制御効果が高いため長期保管に優れている
コンクリートの床は熱を蓄えやすく、冷気や暑気をバイク倉庫内に均等に分散させる効果があります。
これにより、バイクや付属品が環境に左右されずに保管できるため、長期保存に適しています。
セカンドバイクやヴィンテージバイクなど、長期保管したいバイクは土間タイプがおすすめです。
バイクの保管には温度や湿度管理も重要です。
まとめ
この記事では、バイクガレージの土間タイプと床付きタイプの特徴やメリット・デメリットについて紹介しました。
施工費用が高いデメリットがありますが、総合的に見れば土間タイプのバイクガレージがバイクの保管には適しています。
将来的に、設置したバイクガレージを移動したり撤去する可能性があるのなら、床付きタイプのバイクガレージがおすすめです。
予算に余裕があるなら土間タイプのバイク倉庫が断然おすすめ
- バイクを出し入れする際、バイクを倒す危険性が低い。
- ラダーレールが不要。
- バイクの重量を気にせず保管できる。
- 長期保管に適している。
やはり、出入口の段差がないのは利点ですね!
土間タイプのバイクガレージは、移動や撤去が難しいうえ費用も高くなるので、設置する際は充分な計画が必要です。
簡単設置なら床付きタイプのバイクガレージがおすすめ
- 設置費用が安い。
- 設置場所次第では素人でも設置が可能。
- 設置後も移動や撤去が容易。
- 盗難や自然災害の回避能力は土間タイプバイク倉庫と同等。
なにより、設置費用が安いのが魅力です!
出入口に段差があるのが欠点ですね。
汎用バイクガレージはトラブルがある事を自覚して
汎用バイクガレージはバイクを保管する目的で作らていません。
バイクガレージは、大切なバイクを盗難や自然災害から守るために保管するのが目的ですが、予想できないトラブルでバイクに損害が出てしまう可能性があります。
汎用バイクガレージの使用は充分検討する必要があります。
床付きタイプのバイクガレージはラダーレールが必需品
床付きタイプのバイク倉庫はラダーレールが必需品です。
保管スペースや使い勝手のよいラダーレールを選んで下さい。